落ち着いた店内と旬の御馳走、旨い酒のある古民家風居酒屋『たべごと屋 ござる』

札幌おすすめグルメは、穴場の創作居酒屋！

豊水すすきの1番出口、スガイディノス近くの小路を入ったところに隠れ家居酒屋がある。

猫が通りそうな路地裏に、ひっそりと佇む旬の和食材を生かしたお店『たべごと屋　ござる』だ。

入口の雰囲気は居酒屋というより、小料理屋のような雰囲気が漂う。

店内はオープンキッチンで木目を貴重に間接照明を使った温かみのある安らぎ空間。

ズラリと並べられた焼酎を眺めながら落ち着いてお食事が出来るカウンター１０席。

暖簾でさり気無く仕切られている少人数でゆっくりできるテーブル席。

卓の部分だけ明るくスポット照明されている気遣いが感じられる。
 

低い音量で流れている音楽は、お店の雰囲気を演出する。 

 

客層は幅広く、雰囲気はにぎやか過ぎずの心地良さで、ほぼ満席。

カップルでのカウンター利用のお客様が多く感じる。

全国各地から取り寄せた本格焼酎150種を中心に、飲み物も多数取り揃える。

人気の本格梅酒や地酒、オリジナルの生搾りサワー、樽生ビール、ワイン等。

店に入る前は静かなのに一歩店内に足を入れるとすごく賑やかで活気があるお店だ。

毎日替わるメニュー「今夜のご馳走帳」がある。

そこには、魚介、野菜を中心とした、”今”が美味しい食材を他では味わえない、

一手間加えた意外とリーズナブルな価格帯のお料理が載っている。

早速、お通しの「トマトと夏野菜の茶わん蒸し（300円）」

見た目はプリンのような茶碗蒸しの中に、

キュウリ、甘い南瓜(カボチャ)、アサリの様な貝類も入っている。

あっさり爽やかな味わいは、この後の料理を期待させる。

「花咲蟹の姿盛り（800円）」 

これは、観光客なら驚く価格だ！

見た目も良く、とにかく食べやすく盛りつけられている。

冷たく〆た蟹は、甘みが多く、レモンをかけると更に美味しさが増す。  

「タラバ蟹と帆立の彩りさらだ（850円）」

見た目からも気になる一品である。

ドレッシングはポン酢ジュレ風で、溶けてしまうので早めに取り分けて食べる。

ほうれん草に加え、タラバ蟹と帆立もたっぷり入っている、まさに逸品だ。

「カンパチとトロカツオののっけ飯（650円）」

これは外せない逸品だ。

固めに炊かれた温かなご飯とカンパチとトロカツオと味噌と小ねぎ。

ご飯のおかわりをしたくなる疲れが吹き飛ぶような美味しさだ。 

「平田牧場三元豚ロースの山椒タレ焼き（850円） 」
 
癖のない旨味のある豚肉を炭火焼き楽しめる。

柔らかいロースは程よい焦げ目、赤身に旨み、三元豚独特の脂。

醤油とみりんベースのオーソドックスな和風自家製の甘ダレに、山椒の実のアクセント。

香辛料感は穏やかでタレに良く馴染んでおり、肉とタレの一体感。

ほくほくの白米の上に載せて楽しみたい一品だ。

「茹であげ元気玉餃子（600円）」

もちもちの皮に、肉汁がギュッと包まれ、タレの濃い料理の次にはバツグンに合う。

熱過ぎず、ほど良い温かさで提供される料理は気遣いを感じる。

 「いぶりがっこ（350円）」

燻された風味が元々穏やか味の沢庵に良い作用を与える。

コリコリっとした食感と共に酒によく合う、秋田の郷土料理である。

なかなか札幌では、珍しい逸品だ。 

「根室産　ほやの塩辛　（400円）」

癖があるほやを上手く調理されている。

独特の癖を最小限におさえている。これには、アッパレだ！ 

 

 「天ぷら」

季節の野菜とお魚のホクホクした天ぷらは、油をしっかりきっている為、すごく食べやすい。

塩で食べる美味しさは、どこか落ち着きをあたえる自然の美味しさ。

「烏賊丸干しの炙り焼き（450円）」
 
烏賊ゴロ部位は生でも食べられる。

七輪でお好みで軽く炙っていただく。

烏賊が好きな人には、たまらない美味しさだ！

ワタの濃厚さはねっとりとカラスミを連想させる味わい。

炙った烏賊は、特有の香ばしさもあり、日本酒にすごく合う。

魚系の料理が豊富で、創作を楽しめるお店は観光客にもオススメだ。

お店の大きさの割にスタッフが多く、厨房の中で一生懸命動いているのが印象的。

一品一品に手間をかけて提供しているのか、食事の提供に少々時間はかかる。

豊富なお酒を楽しんでもらう為の時間でもあるとプラスに捉えることができれば、満足できる。 

若者のワイワイガヤガヤ感はないので、年配の人にもオススメできるお店だ。 

■店名：たべごと屋 ござる
■ジャンル：居酒屋、創作和食、焼酎
■TEL：011-232-9550
■住所：北海道札幌市中央区南四条西1-5-5 酒井ビル　１Ｆ
■交通手段：豊水すすきの駅から225m
■営業時間：[月～木]18:00～翌1:00(L.O.24:00)　[金・土]18:00～翌3:00(L.O.翌2:00)　
　　　　　　　　夜12時以降入店可
■定休日：日曜日